驚きと素朴な味わいが隠れている『葉隠れそば』は【那須 江戸食堂】@那須町

那須町の最北端、栃木県と福島県の県境に最近できたと友人に聞いた【那須 江戸食堂】を今回はご紹介します。

那須町の広谷地交差点から県道68号線をずーっと走ると白河方面に抜けることができます。ちょっと山道を走る形となりますが、この通り沿い、県境を流れる黒川のすぐ手前、那須町側にこの【那須 江戸食堂】があります。我が家からだと10kmという距離で、ほぼ15分とかからずに行くことができます。

【江戸食堂】という店の名前から皆さんはどんな料理を思い浮かべますか?私はてっきり田舎の定食屋さんみたいのを想像していた、いや大いに期待していたのですが、完全にそれは裏切られました。
江戸食堂の暖簾

【那須 江戸食堂】の暖簾をくぐって店内に足を踏み入れると、目の前にいたおじさん(オーナー)が愛想よく「いらっしゃい!テーブル席はいっぱいなので、座敷でいいですか?」と案内してくれました。築150年の古民家の天井の梁や床の間はなかなかのいい雰囲気で、ちょっと寒いのは気にせず日当たりのいい座敷席に機嫌よく座ってメニューに目を通すと・・・。
江戸食堂の天井

『なに~っ、蕎麦屋???』
そこに書かれていたのは、『葉隠れそばとうどん』それに『鴨汁そばとうどん』そして付録のように『ラーメン』があるだけ。【江戸食堂】は、どこへいったの~。江戸時代の食堂というのは『そばとうどん』しか無かったの???

美味しい定食メニューが並ぶ店だと想像していただけにちょっとがっかり、しかし、今更帰る訳にもいかずしぶしぶオーダー。(注文はテーブルに置かれたオーダー表に自分で書き込み、調理場まで持参するというセルフサービス方式)

注文したのは『葉隠れあいもり』。
そして、出てきたのをみてビックリ!! 
大きなほうの葉がドーンと鎮座する、葉で隠れた素朴な蕎麦が『葉隠れ』の意味でした。
江戸食堂のほう葉で覆われた葉隠れそば

ほうの葉を取り除くと、その下にはあいもり(蕎麦とうどん)が顔を出すという趣向。
蕎麦と細めのうどんをやや甘めのつけ汁でいただくのだが、これがなかなかのもの。素朴な演出と素朴な味わいの蕎麦とうどんには〇をあげましょう。
江戸食堂の葉隠れあいもり

もうひとつ注文したのは『月見うどん』。
ところがこちらは「すみません、卵が無くなってしまって、ネギだけでいいですか」という、信じられない顛末。
まあ、無いものは仕方ない、結局『かけうどん(いや、ネギうどん)』になってしまった。
江戸食堂のうどん

愛想のいいオーナーと不慣れなおじさんの二人で、ぎこちない接客と調理がとても心配で見てられなかったけど。この蕎麦とうどんを食べたら「許す」気持ちになっていた私がいました。

オープンして間もないので慣れない展開は大目に見て、たぶんこれからオーナーの自慢料理がすこしずつ増えて、とてもいい【那須 江戸食堂】になっていくのを大いに期待しましょう! <Dai>


那須江戸食堂
〒329-3224
栃木県那須郡那須郡那須町豊原乙那須道上933
Tel:0287-74-6830


<江戸食堂の周辺地図>


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choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




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