私が那須町に移住してくる前、1998年(平成10年)8月26日から31日にかけて、那須町では記録的な集中豪雨による水害に見舞われました。
テレビニュースでしか私は知りませんが、当時のニュース映像で濁流にのまれ牛が流される光景を見たときは信じられない思いでした。そんな映像は、今でも忘れることができません。
8月26日から5日間連続の集中豪雨で、27日の1日で那須町の降水量は607mmを記録、お隣の那須塩原市の5日間の総雨量は689mmで、そのお隣の矢板市八方ヶ原の5日間の総雨量931mmでした。
そして那須町の5日間の総雨量はなんと 答え 1,254mm にも達したのです。(那須検定テキスト参照)
ちなみに那須町では、5日間は毎日130mm以上の降水量を観測しました。1,254mmという降水量は、実に年間降水量平均の1,815mmの2/3にあたり、8月の月間降水量平均の284mmの4倍にあたります。
これだけの量の雨がわずか5日間に降り続いたというのは、まさに異常な災害でした。
那須町は、那須連山からの水が大小の川に流れ込む形で、どちらかというと水の豊かなエリアです。
別荘地は、それぞれが独自の井戸を掘り、井戸水をくみ上げて別荘に供給しているところが多く、町の水道は全町にいきわたっているわけではありません。
<乙女の滝>
那須に住むときは、その辺のところを事前に確認しておく必要があります。共同の井戸水の場合は、水道利用の権利がそれぞれに発生し、管理会社に年間の費用をまとめて支払うという形が多くみられます。
土地を購入される際は、電気と水道などのライフラインと、自宅までの道路の使用権も確認されることをおすすめします。都会と田舎では、こういう点も大きく異なります。
<Dai>
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