友人から“とろろ好き”なら絶対に行くべき、と奨められたのが今回ご紹介する那須塩原市のとろろの店【くつろぎ】です。
道順は「那須野が原公園の裏だよ」と聞いてはいたけど、結構さがしてたどり着いたのが、いたって平凡な日本家屋。その平凡さが余計に田舎のとろろ専門店らしさをかもし出している。
〈平凡さがいい田舎のとろろ専門店くつろぎ〉
【くつろぎ】の店内に入ると「いらっしゃい!」と地元の元気なおかあさんたちが、明るく大きな声で迎えてくれます。さっそくメニューに目をやると「とろろ」が付いた定食がずらりと並び、お値段も良心的な設定に、“とろろ好き”としては思わず嬉しくなってしまいます。
初めての来店での注文は、やはり“お店一押し“が間違いないとの持論。メニューの一番上の「にわとこ とろろ御膳」を注文しました。「にわとこ」というのは、ここの単なる地名だそうです。
真っ先に出てきたのは、常滑焼のすり鉢に入った”とろろ”。
「濃い目のタレですのでお玉に7分目ほど入れて、すりこぎ棒で滑らかになるまでよくすってください」とお店の方。言われたとおりにモクモクとすりこぎ棒を回すこと5~6分・・・。
〈タレを入れてすりこぎ棒ですりすり〉
すりこぎ棒で丁寧にすり鉢でとろろをする時間は、とろろ好きには最高の至福のひととき。本体のお膳を待つのにもとてもいい間合いです。最初に出された素朴なおしんこをつまみながらの“摺り摺り”作業に、やがて滑らかなとろっとろっの“とろろ”の出来上がり!
<やがてとろっとろの美味しい“とろろ”の出来上がり>
出てきた「にわとことろろ御膳」には、天ぷら盛り合わせに煮物、唐揚げ、酢の物にフルーツと田舎料理がいっぱい・・・。そのボリューム感にはおもわず笑みがこぼれてしまうほど。
〈にわとことろろ御膳には田舎料理がいっぱい〉
数種類の天ぷらの中でメインは「とろろの天ぷら」。さっと揚げたとろろをのりで巻いた天ぷらは、“サクッとろり”という触感で、これがまたたまらなく美味しい。
〈格別の味わいのとろろの天ぷら〉
自分ですったとろろをご飯にかけて食べるとろろ御膳は、食がすすみどんぶりご飯もペロリ、お腹もいっぱいで満足度はピークに達します。
とろろの店【くつろぎ】は、那須塩原にある市民の憩いの公園・那須野が原公園にほど近いところにあります。林に囲まれた昔ながらの日本家屋で、探していかないと見つからない“とろろ”の美味しい名店。那須に移住してきて初めて見つけたとろろ専門店。とろろ好きの皆さん!ぜひ足を運んでみてください。
〈Dai〉
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<とろろのお店くつろぎの周辺地図>
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とろろのくつろぎ
栃木県那須塩原市接骨木495-36
Tel:0287-35-4556
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