陶芸の町益子の【 益子焼】とお洒落なカフェ巡り

益子焼ましこやきで有名な益子町は、栃木県南東部に位置する人口22,000人の町。那須町とちょうど人口も同じくらい、那須町から約75kmの距離で、車だと1時間半程度で訪れることができます。

【益子焼】は江戸時代末期から優れた陶土を産出することと、大市場である東京に近いことから、鉢、水がめ、土瓶など日用の道具の陶器の産地として発展してきました。

1924年には、人間国宝にもなった濱田庄司が益子町に移住し、《用の美》に着目した柳宗悦らと共に 民芸運動をすすめるかたわら、地元の陶芸家たちにも大きな影響を与え、【益子焼】は “芸術品”としての側面も、もつようになります。

<濱田庄司(1967年または1968年)wikipediaより>人間国宝で益子焼の濱田庄司

《用の美》とは、無名の陶芸家の手による日用雑器や、これまで正当に評価されてこなかった美術品にこそ民衆的美術工芸の美しさがあるのではないか。 そして、それを使用している人の精神的に充実した姿が美しいのではないかという考えで、柳宗悦が提唱した民藝運動で推し進められました。

現在【益子焼】の、窯元は約250、陶器店は50。若手からベテランまで益子町に窯を構える陶芸家は多く、その作風は多種多様で、それだけに自分好みの陶器を見つける楽しさがあります。

那須町に移住してきてから、陶器を買いたいと思ったときや、グルメな店に寄ってぶらぶら散歩をしたい時などに訪れる町となっています。この日も“益子雛めぐり”に合わせて、ブラブラ散歩がてら町歩きを楽しみました。

最初に立ち寄ったのは【cafe MASIKO-BITO】。新しいカフェとして以前情報を仕入れていたので、早めのランチでお邪魔しました。

<お洒落なcafe MASIKO-BITOの建物>益子町のカフェMASIKOBITO

益子町カフェMASIKOBITOのサイン

<健康も意識したプレートランチ>
益子町のカフェMASIKOBITOプレートランチ

<鶏丼は見た目でも旨味を表現>
益子町カフェMASIKOBITO鶏丼

<珈琲カップはもちろん益子焼>
益子町のカフェMASIKOBITOコーヒー

散歩道歩きのスタートは【益子焼窯元共販センター】からです。ここからお店を見ながらぶらぶらと、城内坂交差点に向かって歩きます。

<スタートは益子焼の大タヌキから>
益子町の益子焼大タヌキ

<雰囲気のあるお店が並びます>
益子町の益子焼の陶器店

<お気に入りの陶器が必ず見つかります>
益子町の益子焼の陶器店内

<美しい陶器がたくさんあり目移りしてしまいます>
益子町の益子焼の陶器店の陳列

城内坂の途中にある小さな雑貨店【G+OO】は、益子に来たら必ず立ち寄るお気に入りのお店です。那須高原の「じざい工房」で製作された木の小物も販売していて、とても身近に感じられるお店です。

<益子に来たら立寄る小物雑貨店G+OO>
益子町の小さな雑貨店G+00

城内坂の途中からちょっと北側の丘の上に登ると【益子陶芸美術館 陶芸メッセ・益子】があります。ここには移築された濱田庄司邸をはじめ益子焼の登り窯益子陶芸美術館では濱田庄司をはじめ代表的な陶芸家の作品などが展示され、益子焼の歴史と芸術性について学ぶことができます。

栃木県益子町にある益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子のサイトです。各企画展のご案内、旧濱田邸のご紹介、益子国際工芸交流事業のお知らせ等を行っております。

<作陶の部屋も残っている濱田庄司邸>
陶芸メッセ益子濱田庄司邸

<現役の益子焼の登り窯も見られます>
益子町の益子焼登り窯

城内坂交差点の角には、茅葺き屋根の【日下田藍染工房】があります。母屋と仕事場を兼ねたこの建物は江戸時代後期から、築200年以上変わらない趣きのある姿をとどめていて、栃木県有形文化財に指定されています。
【日下田藍染工房】の藍染の甕場かめばには、72本の藍甕があり、伝統的な昔ながらの藍染の手法で今もたくさんの商品がつくられています。

<自由に見学できる藍染の甕場>
益子町の藍染め甕場

益子町内の「雛めぐり」「陶器店めぐり」「陶芸歴史美術館めぐり」「藍染見学」と散歩もこれだけ歩くと喉も渇き、帰りがけにちょっとコーヒーブレイクすることにしました。
偶然帰り道で見つけた、古い民家を使ったカフェ“AND COFEES”。雰囲気がありすぎのカフェです。

<古民家を改築した AND COFEES>
益子町のANDcafe

<店内は板敷にしただけで古民家そのまま>
益子町のANDcafeの店内

<コーヒーカップはやはり益子焼にこだわります>
益子町のANDcafeのコーヒー

<AND COFEESの向かいには可愛い小さな雑貨店>
益子町の小さな雑貨店

益子町でお昼を食べて町内観光をして、コーヒーブレイクを楽しんで帰路につく。那須町からですと、ちょうど1日のドライブと散策にはぴったりのコースです。何度足を運んでも、色々と見る場所があるので、飽きることはないですね。那須にいらしたら、東京方面に帰る途中で益子町に立ち寄るのもお勧めです。
〈Dai〉

〈益子焼窯元共販センターの周辺地図〉


益子町観光協会
〒321-4217
栃木県芳賀郡益子町大字益子1539-2
Tel:0285-70-1120


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choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。

🔻カフェ マシコビトカフェ / 益子駅

昼総合点★★★★ 4.0




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