那須高原に移住したら、ぜひ一度は行きたいと思っていたのが【三春の滝桜】です。
日本三大桜のひとつに数えられる【三春の滝桜】は、那須高原から車で東北自動車道と磐越自動車道経由だと85kmで約1時間15分。一方、国道4号線の一般道経由だと距離は短くなり67km、約1時間半程度で行くことができるという、結構近い場所にあります。そのため一度ならず、気が向いたら何度でも気軽に行くことができます。
※滝桜の保護のため一般公開をしない年もあるので、予定されるときは事前にみはる観光協会にお問い合わせください
訪れたときは午後から夕刻のライトアップまでを見ようと、早めに那須を出発、一般道を利用して三春町まで。
日本三大桜に数えられる滝桜は、1922年(大正11年)10月12日に、桜の木としては初めて国の天然記念物に指定された名木で、樹齢1000年以上といわれる、エドヒガン系のベニシダレザクラです。
<菜の花畑の黄色とのコラボが美しい三春の滝桜>
【三春の滝桜】は、幹の高さは13.5m、根周りは11.3m、枝張りは幹から北へ5.5m、東は11.0m、南へ14.5m、西へ14.0mもある巨木です。そのボリューム感は写真では表現が難しく、目の前に立って初めて目と体で感じることができます。
<三春の滝桜の大きさは手前の人の大きさと比べると少しわかります>
写真を見てイメージを膨らませて、そして実際に行ってみていただくのがベスト。その美しさと大きさは言葉では尽くせないものがあります。夕方、太陽が沈み始めると山里が少しずつ暗さを増し、ライトアップの光が感じられるようになってきます。
<陽が落ちるとライトの照明が入り三春の滝桜にも変化が>
【三春の滝桜】は、江戸時代天保の頃、三春藩主の“”御用木”として保護され、歌人・加茂季鷹が「陸奥に みちたるのみか 四方八方に ひゝき渡れる 滝さくらかも」と詠んだことで広く世に名を知らしめたと言われています。
里に暗闇が迫ってくると、また違った顔が見えてきます。桜色の滝桜をじっと見つめながら、その変化を感じるまさに桜色のショータイムです。
<三春の滝桜の桜色が刻々と変わっていくのを見ることができます>
「滝桜」と呼ばれるようになったのは、桜の開花期に四方に伸びた枝から、薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様子がはまさに滝が流れ落ちるように見えることからとも言われています。
陽がとっぷりと暮れてくると、また一段と桜の風情が変わり、新たな流れるような滝のイメージが涌いてきます。
<山々に囲まれた三春の滝桜の里に桜色のドラマが広がります>
色々な表情を見せる【三春の滝桜】。山あいの夕闇の変化に合わせて、滝桜の色が変化します。さらに、見る角度と立ち位置を変えることで、さらに様々な美しいバリエーションの滝桜が生まれます。
<色と形とみる場所でその表情はいく通りも変化する三春の滝桜>
「三春」という名前は、梅・桃・桜の花が一度に咲き、三つの春が同時に来ることから「三春」と呼ばれるようになったと伝えられます。三春町周辺には、【三春の滝桜】以外にも、何本もの桜の名木があり、それぞれに美しい桜が咲き誇ります。
【三春の滝桜】に行く途中にも立ち寄ることができるので、ぜひ他の名木も見ながら滝桜を目指すのもお勧めです。
⚫三春町の桜マップはこちらをご覧下さい
●【三春の滝桜】の、ライブ映像がご覧になれます
●【三春の滝桜】の、2018年4月の滝桜が360度パノラマでご覧いただけます。
<Dai>
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みはる観光協会
〒963-7714
福島県田村郡三春町大字滝字桜久保115
Tel:0247-62-3690
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<三春の滝桜の周辺地図>
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