那須高原から30分程度で行けるお隣のまち白河市。そこにも色々な美しい桜がこの季節に咲き誇ります。その中から那須人が選んだ三大桜をご紹介します。ひと足早く写真で花見をお楽しみください。
まず最初、三大桜のひとつに選んだのは【妙関寺の乙姫桜】です。名前から美しいので思わず見惚れとしまいます。
白河市の真ん中にある妙関寺の境内に咲く「乙姫桜」は、樹齢約400年と推定されるている“紅しだれ桜”です。かつてこの寺の住職が、仙台藩主伊達政宗公から譲り受けたもの、と言い伝えられていますが、明治初年に火災に遭い、記録などを失ったため、詳しい事は分かっていません。
「妙関寺」の伽藍は赤く、その色と【乙姫桜】のピンク色があまりにもマッチするため、狭い境内に多くの人が花見に訪れるスポットとなっています。
<妙関寺の樹齢400年の紅しだれ桜“乙女桜”>
<桜の季節は妙関寺の伽藍が“乙女桜”で覆われます>
<400年咲き続けてきた“乙女桜”の生命力は凄い!>
<妙関寺の伽藍を圧倒する“乙女桜”>
白河三大桜の二つ目は、南湖神社の【楽翁桜】です。
白河市にある南湖公園は、「寛政の改革」で知られる名君・松平定信によって1801年に築造された日本最古といわれる「公園」です。この公園の一角に松平定信公を祀った南湖神社があり、その境内に樹齢約200年の「紅しだれ桜」、【楽翁桜】が花を咲かせます。
この桜は、松平定信が南湖を築造した際に植えたものと言われており、【楽翁桜】という名前は定信の号から取られたもので、紅色が濃く小さく可憐な花をたくさん咲かせます。
<見事に花が広がる南湖神社の樹齢200年の紅しだれ桜“楽翁桜”>
そして三大桜の三つ目は何といっても【白河小峰城の桜】です。
名城100選にも選ばれている【小峰城】は、江戸時代の初代藩主丹羽長重が完成させた梯郭式の平山城です。桜の満開時期には、ソメイヨシノなど、約180本の桜が咲き誇ります。
<美しいお城の形ときれいに咲く桜はベストマッチ>
<江戸時代の石垣と桜は共に時代を超えて生きています>
<東日本大震災の時にも崩れなかった石垣と美しい桜>
<お城のお堀に沿って咲き誇るソメイヨシノ桜>
白河市の桜は、4月中旬から下旬が見頃を迎えます。市内随所に桜の木がたくさんあり、ブラブラ散歩の花見には最高のロケーションが広がっています。この季節の一日、ぜひ白河の桜めぐりにお越しください。那須町から白河市までは、一般国道利用で30分程度の距離です。 <dAI>
▽
妙関寺【乙姫桜】
〒961-0943
福島県白河市金屋町116
Tel:0248-27-2310
▽
<妙関寺【乙姫桜】の周辺地図>
▽
南湖神社【楽翁桜】
〒961-0811
福島県白河市菅生舘2
tEL:0248-23-3015
▽
<南湖神社【楽翁桜】の周辺地図>
▽
白河【小峰城】
〒961-0074
福島県白河市郭内
tEL:0248-22-1111
▽
<白河小峰城の周辺地図>
▽
