東北道羽生PAの【鬼平江戸処】で江戸名物を食べ歩くタイムトリップ!

那須高原から東京方面に出かける方は結構いらっしゃいます。そんな私も時々車で東北自動車道を走って、東京方面に向かうことがあります。そんな時に必ず寄るのが羽生PAの鬼平江戸処おにへいえどどころです。

羽生PAの鬼平江戸処の軍鶏鍋

そもそも羽生PAの近くにある栗橋には、江戸時代に「栗橋関所」があり、『入り鉄砲に出女』を取り締まったという歴史があります。それを受けて、東京に入る羽生PAを関所に見立てて、江戸時代の古き良き時代にタイムトリップしてもらおうと企画されたものです。

羽生PA鬼平江戸処のれんのかかる街並み

羽生PAにある【鬼平江戸処】は、故・池波正太郎が描いた「鬼平犯科帳」の鬼平こと、長谷川平蔵にスポットを当てた、コラボレーション施設です。鬼平が生まれた1745年から、江戸庶民が最も華やいだ文化文政時代の終わりの1829年までの江戸を切り出して、羽生PAを利用するお客様に、人情味溢れるおもてなしをする、というコンセプトのもとに、池波正太郎の生誕90周年の2013年12月19日にリニュアルオープンしました。

【鬼平江戸処】に一歩入ると、そこは鬼平が散歩した本所深川です。
羽生PAの鬼平江戸処の街並み

羽生PAの鬼平江戸処の街並みの水桶

故・池波正太郎とは・・
池波 正太郎 1923年(大正12年)1月25日~1990年(平成2年)5月3日は、戦後を代表する時代小説・歴史小説作家。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』など、戦国・江戸時代を舞台にした時代小説を次々に発表する傍ら、美食家・映画評論家としても著名であった。


大江戸の繁栄の象徴である日本橋の大店「近江屋」や「呉服問屋」がならびます。
羽生PAの鬼平江戸処の街並み近江屋看板

羽生PA鬼平江戸処の街並み呉服屋看板

鬼平犯科帳の鬼平とは・・
火付盗賊改方ひつけとうぞくあらためかたの長谷川平蔵は実在の人物で、史実を元に池波正太郎が創作した人物が「鬼平」です。そして鬼平犯科帳というのは、火付け、盗賊、賭博を取り締まる火付盗賊改方の長官の長谷川平蔵、鬼の平蔵の活躍を描いた時代小説です。主人公の鬼平は、大江戸八百八町の治安を守るとともに、人々の暮らしを温かい目で見守り、粋な計らいで人々の感動を誘う、人情の味溢れる人物です。また、酒を好み旨いものには目がなく、料理について熱く語り、江戸の名物を食べ歩く、自由人でもありました。


わいわいがやがや何やら楽しそうなものが見えてきたら、そこは江戸一番の賑わい処、両国広小路の屋台の連なり。
羽生PAの鬼平江戸処の夜の町並み

羽生PAの鬼平江戸処の屋台連

鬼平も食べ歩いた江戸名物の漬け物類が賑やかに並びます。
羽生PAの鬼平江戸処の土産物屋台

祭りのお面が、大江戸へのタイムトリップをよりいっそう盛り上げてくれます。
羽生PAの鬼平江戸処の祭り演出

「鬼平犯科帳」に登場する、うさぎの吸い物が名物の小体な料理屋。この店の吸い物や鍋は、平蔵の大好物でした。ここでは、東京・大塚の老舗江戸前料理店『なべ家』主人で、江戸料理研究家の福田氏監修による「江戸めし」の店としてお目見えしています。
羽生PAの鬼平江戸処のめし屋台

「鬼平犯科帳」で重要な舞台となっている軍鶏鍋屋。 日本橋人形町で1760年から続く老舗鶏料理店『玉ひで』がモデルといわれています。 当時を再現した特製の軍鶏鍋や、開発に3年を費やした一本うどんなど、ここでしか味わえないこだわりの料理が並びます。
羽生PAの鬼平江戸処の軍鶏の五鉄

鬼平犯科帳の小説に出てくる「五鉄の軍鶏鍋」をイメージし、「国産軍鶏肉のブツ切りと、牛蒡、しらたき、高野豆腐、ネギ、五鉄特製の割下、玉子」を使用した“軍鶏鍋”を再現。江戸前らしい濃密な出汁も深い味わいです。
羽生PAの鬼平江戸処の軍鶏鍋

「鬼平犯科帳」に登場する辻売りのうなぎ屋。そのうなぎは、本所深川の町人に親しまれ、評判の味だったと描かれています。1897年の創業以来、川魚一筋に商ってきた卸問屋『鯉平』が、素材を厳選し、伝統の技で腕をふるいます。
羽生PAの鬼平江戸処のうなぎや

【鬼平江戸処】には、旨いものの屋台が連なっていますが、私もPAで必ず寄って買い求めるのが《お好み鯛焼き》です。鯛焼きの中身が“お好み焼き”になっているもので、これがすこぶる旨い。
羽生PAの鬼平江戸処のお好み鯛焼き

羽生PAの【鬼平江戸処】には、私たちが忘れているものが随所にあります。元気で優しく思いやる心等々、「心のふるさと」江戸の心意気をタイムトリップして感じてください。
そして、江戸には二つの味わいあり「人情の世界」と「豊潤な食の世界」です。羽生PAでこの二つの味を味わってみてください。 〈Dai〉


羽生PA 鬼平江戸処
〒348-0004
埼玉県羽生市弥勒 字五軒1686
東北自動車道羽生PA(上り)
Tel:048-566-1215


<鬼平江戸処の周辺地図>


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choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




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