荘厳さが漂う那須最強のパワースポット【雲巌寺】

JR東日本の「大人の休日倶楽部」のCFロケ場所ともなったお寺が今回ご紹介する【雲巌寺うんがんじ】です。

那須町から車で40分ほど、黒羽を過ぎ茨城県を目指す県境近く、八溝山地のふところ深く、渓流の音が響く山あいに、臨済宗妙心寺派の名刹【雲巌寺】があります。
こんな山の懐深くに、これだけのお寺があることにも驚かされます。

この雲巌寺は、筑前(福岡)の聖福寺しょうふくじ、越前(福井)の永平寺えいへいじ、紀州(和歌山)の興国寺こうこくじと並ぶ禅宗の日本四大道場のひとつです。

雲巌寺山門を臨む

山門の正面にある朱塗りの反り橋を渡って石段を登り山門をくぐると、そこには不思議な静寂が広がります。
今も昔も『雲巌寺』は厳しい禅の修行のための道場で、水戸光圀公や奥の細道の松尾芭蕉とも縁の深い寺院とか。

雲巌寺山門陰イメージ

山門から臨む正面には釈迦堂が、そしてその後ろには獅子王殿が、山門から一直線に並ぶ代表的な伽藍配置が広がります。

雲巌寺釈迦堂伽藍

雲巌寺参道沿いには、水戸光圀公の『お手突きの石』がありますが、この石に関しての資料や文献は一切謎に包まれています。
江戸時代ここは水戸藩の領地であったことから、水戸光圀公はたびたび雲巌寺を訪れ、そのパワーを感じていたと言伝えられています。

雲巌寺清水

また松尾芭蕉が江戸深川時代に禅の教えを受け、師であり尊敬する友人として慕っていた、仏頂国師が、かつてここ『雲巌寺』で修行をしたことから、芭蕉自身も1689年(元禄2年)に『雲巌寺』を訪れ、仏頂国師を偲び句を残しています。
啄木きつつきいおは破らず夏木立」

雲巌寺伽藍

芭蕉の句は禅の影響が色濃く反映されたものが多く、仏頂国師の教えが大きく影響しているといわれています。
那須地域の中でもここ雲巌寺が最強のパワースポットと言われる理由は、この寺の境内にたたずむと体で感じることができます。

那須にいらしたらぜひ足を運んでいただきたいスポットです。

<Dai>

雲巌寺
〒324-0213
栃木県大田原市雲岩寺27
Tel: 0287-57-0105

※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいとこのブログを開設しています。




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