那須高原の北端、黒川を越えるとそこは福島県、そんな栃木県那須町のなかでも最北端に【森林ノ牧場】はあります。
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【森林ノ牧場 那須】は、全国でも数少ない“ジャージー牛の放牧酪農”を営む牧場です。
搾乳による牛乳をベースとした乳製品を生産しているほか、牛と触れ合い体験ができたり、カフェでランチを提供するなど、観光牧場としての機能も備えています。
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牧場に入ると最初に出迎えてくれるのは、5月24日に生まれたばかりの子牛、ルーリーのこどもです。(ここではすべての牛に名前がつけられています) つぶらな瞳が可愛いジャージー牛の子牛は、とても人懐っこく、牧場のスタッフにやさしく大事に育てられていることがうかがえます。
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最初につぶらな瞳の可愛い子牛に歓迎される
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バンダナがお似合いのヤギ君もお出迎え
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子牛とヤギにあいさつし、展示などに使われているストローベイルハウスの倉庫の横から、ジャージー牛の放牧エリアに入ることができます。用意されている長靴に履き替えて消毒液したら、自分で入り口のチェーンをはずして入ります。
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ワラを圧縮したブロックでつくったストローベイルハウス
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柵の中にはのんびりと昼を過ごすジャージー牛の子供たちが数頭放牧されていて、気が向くと近寄ってきて愛嬌をふりまいてくれます。うかがった時間には多くのジャージー牛は、牧場奥の放牧地にいっているみたいで、子供たちだけが相手をしてくれました。
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愛嬌ふりまくアラレちゃん
仲良しの二人は姉妹かな
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【森林ノ牧場】という名前は、『森林と酪農のやさしい関係を築いていく牧場』という思いが含まれています。
「牛は森林に、森林は人に、人は牛に食べ物や仕事や癒しさを与えます。そんなお互いの優しい関係が、森林を活き活きとさせる・・・」(森林ノ牧場パンフから)、そんな願いからここの牧場は始まっています。
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【森林ノ牧場】のカフェは、倉庫の隣にテラス席をはさんだところにあります。ガラス戸が開放的なかわいい木造のカフェで、外から中が、中から外が丸見えという、牧場と同様にすべてオープンです。
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カフェは外からも中からもすべてガラス張りでオープン
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目当てのランチプレートは売り切れで、ミルクスープの付いたミートソースパスタランチ1000円をいただきました。
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ミートソースがたっぷりのパスタランチ
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搾りたてのジャージー牛のミルクでつくったスープ
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【森林ノ牧場】では、名前をつけて仔牛のころから大切に育ててきた牛たちの“いのち”を最大限に、その価値を高めることで役割をまっとうさせたいと考え、その思いを込めていろいろな製品を生み出しています。
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このランチのミートソースも“いのちのミートソース”と名付けられ、思いが込められてつくられたものです。
この牧場から生まれる乳製品、そしてペンケースや財布などの革製品、最近販売された「バターのいとこ」など、すべてに牧場スタッフの深い思いが込められてつくられました。
※森林ノ牧場のサイトにその思いが書かれていますこちらからどうぞ
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いのちのミートソースはレトルトで販売されています
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搾りたてのミルクを63℃でじっくり低温殺菌したジャージー牛乳
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使いやすいしぼるヨーグルト
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「バターのいとこ」の記事はこちらからご覧ください
搾乳の時、それぞれの牛の名前を呼ぶと、呼ばれた牛から順番に搾乳場に入ってくるといいます。【森林ノ牧場】の30頭あまりいるジャージ牛に対する気持ちと、酪農を通しての牛とのつながり、生き方は、思いは、とても深いものがあります。
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牧場に入った時から、森の自然とジャージ牛の優しい雰囲気に包まれ、ふわっとした柔らかい思いが感じられたのも、ここが単なる牧場ではなく、“森林ノ牧場”だったからだと、あらためて感じました。
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帰りがけにまたあのルーリーの子供の頭をなでてあげると、嬉しそうに小さくジャンプして見送ってくれました。今日は少しだけ、牧場のスタッフの気持ちが理解できたような気がしました・・・。
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<Dai>
森林ノ牧場 那須 (ソフトクリーム / 那須町その他)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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森林ノ牧場 那須
〒329-3224
栃木県那須郡那須町豊原627-114
Tel:0287-77-1340
cafe営業時間:10:00〜16:00
定休日:木・金(祝日営業)
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<森林ノ牧場の周辺地図>
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