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“那須御用邸”は、那須町のロイヤルロード、一軒茶屋交差点の東側に位置し、敷地面積は約662haあり、東京ドームの約140個分の面積があります。
以前は1,222haの広さがありましたが、平成天皇の「国民が自然と直接触れ合える場として活用してほしい」との意向により、560haが宮内庁から環境省へ2008年に移管されました。
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現在の“那須御用邸”が建てられたのは、1925年(大正14年)11月に着工し、1926年(大正15年)7月に竣工しました。
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“那須御用邸”の着工のきっかけは、地元では、当時皇太子であった昭和天皇が、1923年(大正12年)に那須一帯を訪れた際、新那須温泉にある旅館山楽から眺めた那須野が原と那須連山の景色を気に入られ、その意向を汲んで“那須御用邸”が建てられたと伝えられています。このことから“那須御用邸は” 答え 昭和天皇 の意向がきっかけとなって建てられたと言えます。
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ご成婚した昭和天皇のために建てられた最初の御用邸が“那須御用邸”です。
※写真は成婚直後の皇太子裕仁親王と良子妃Wikipediaから
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昭和天皇は、竣工を待ちわびたように、15年の夏の一か月間を那須で過ごされました。以来、“那須御用邸は”一時期を除いて、毎年のように皇室の方々のご静養の場として利用されています。
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また2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の影響で、福島県から那須町に避難してきた被災者に対して、御用邸職員用の温泉施設が解放されたこともありました。
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“那須御用邸”は、地元の人にとっては、天皇皇后両陛下をはじめ皇室とのつながりなど、とても身近な存在となっています。また、平成天皇のご意向で移管され国民のためにつくられた「平成の森」を通して、私たちは自然の大切さを広く学んでいます。昭和、平成、令和の時代を、私たちは“那須御用邸”を通しても感じることができます。 <Dai>
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<那須御用邸の周辺地図>
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