丸太から切り出し製作を進めるジョアオ・フェレイラ(Joao FERREIRA)氏=ポルトガル
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以前ご紹介した那須町の隣町、大田原市にある“芸術文化研究所”のこと覚えていらっしゃいますか?
その研究所で海外のアーティストらが公開制作と発表を行う【第2回アーティスト・イン・レジデンス大田原】が、7月30日から8月16日まで開催されています。
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“大田原・芸術文化研究所”の前回の記事はこちらからご覧ください。
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現在開催されている【アーティスト・イン・レジデンス大田原】とは、地域の文化芸術の振興を目的に大田原市の「那須野が原国際芸術シンポジウム」が主催している催しです。
今回参加しているアーティストは、ブラジルとポルトガルから10名、それに日本国内の協力作家6名の計16名で“芸術文化研究所”をレジデンス(住居)としてそれぞれの専門アート作品の制作を行うというものです。開場時間は、朝9:00~11:30と15:00~17:00となっています。
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“芸術文化研究所”を訪れたこの日も、外の作業場と室内(1階と2階)に海外のアーティスト数名が制作に励んでいました。
作業中の部屋に入ると「ハロー!」と気さくに声を掛けてくれて、中にどうぞと招き入れてくれます。
この【アーティスト・イン・レジデンス】の素晴らしいところは、目の前でアーティストの制作作業が見れること、そしてそのアーティストらと作品について直接話をすることができることです。
制作中の光景を見ることもなかなか出来ないことなのに、製作者であるアーティストと直接会話ができるなんて、私としても初めての体験で感激してしまいました。
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版画?の製作を進めるパオラ・アフォンソ(Paola AFONSO)氏=ポルトガル
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アントニオ・ピレス(Antonio PIRES)氏=ポルトガル
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アビゲイル・ニューヌ(Abigail NUNES)氏=ブラジル
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太い竹に黙々と細い竹箸のようなものを打ち込んでいるデニール・マーティンス(Deneir MARTINS)氏=ポルトガル。最終的にはどんなものが出来上がるのか楽しみです。
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これまでの作品集を見せてくれたフィリップ・ロドリゲス(Filipe RODOLIGUES)氏=ポルトガル。娘さんや奥さん、友人のデッサンを作品に取り込むなどしていて、色々なデッサンを描いては黒板に貼り、そこから大作を生み出しているとか。日本を意識したデザイン画には惹かれました。
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パソコンの猫の写真を見ながらキャンバスに下絵を描いていたルイス・カルロス(Luiz CARLOS)氏=ブラジル。他の絵にもなぜかスマフォが登場していました。
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「マキモノを見せてあげる」とダヴィ・バルター(Davi BALTAR)氏=ブラジルが広げてくれたカラフルでファンタスティックなデザイン巻物?は全部広げると4mにもなる大作です。可愛いミニチュアのマキモノも見せてくれました。習字を意識したデッサンから描き方まで色々と教えてくれました。
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『写真を撮ってもいいですか?』と聞くと、気軽にOK!と、マスクをはずして笑顔を見せてくれたジョアオ・フェレイラ(Joao FERREIRA)氏=ポルトガル。一本の丸太から女性像を彫り出しています。
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この【第2回アーティスト・イン・レジデンス大田原】で製作された作品は、8月18日から24日まで大田原市の「トコトコ大田原」の3階市民交流センターで、開場時間は9:00~17:00で公開展示されます。今日見せていただいた製作中のものが、どのような作品に仕上がるのか、完成品をぜひとも拝見したいですね。 <Dai>
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大田原市芸術文化研究所
〒324-0206
栃木県大田原市中野内580
Tel:0287-59-0004
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<大田原市芸術文化研究所の周辺地図>
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