温泉番付というのは、全国の温泉地を大相撲の番付に見たてて、格付けをしたものです。
この温泉番付が初めて作られたのは、江戸時代の寛政年間(1789~1801年)頃といわれ、東日本の温泉地を東方、西日本の温泉地を西方に分け、人気ではなく温泉効能の高さで番付されています。
温泉番付は江戸、大坂など、町人文化が発達したところで町人によって作成され、その後各地の温泉地でも作成されたと言われます。
【諸国温泉効能鑑】は、1817年(文化14年)に発行されたものです。大相撲の番付に見立てて、全国の温泉がランキングされています。
<東方大関の草津温泉の湯畑>
【諸国温泉効能鑑】は、作成された地域や年代により、多少違いはあるものの、最高位の大関は常に東方は「草津」、西方は「有馬」となっています。そして那須は江戸時代も明治時代も 答え 関脇 に位置しているのが下記の番付からも見てとれます。
<江戸時代の諸国温泉効能鑑>
<明治時代の諸国温泉効能鑑>
※当時の相撲には“横綱”の格付けはなく大関が最高位であった
※番付写真提供:Wikipedia
<Dai>
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※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。