那須町は“観光立町”として宣言していて、年間国内外から多くの観光客がいらっしゃいます。
観光施設をはじめ、お洒落な飲食店、ホテル旅館にペンションなどの多くの宿泊施設と、観光立町としての形は誰もが認めるほどのものがあります。
以前ご案内した那須町の就業者の比率でも「宿泊飲食業は」は14.5%、「生活関連サービス・娯楽業」は5%、「複合サービス業とその他サービス業」は6.2%、合計すると25.7%、実に4人に一人は観光関連業に従事していることになります。
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そして那須町の観光客入込み数2018年(平成29年)を那須町観光統計調査結果で見ると 答え 4,723,235人(前年比 97.43% 124,560人減)となっています。
東日本大震災前の2010年と比べると91.86%の418,281人減で、いまだに震災の前の水準と比べると大幅にマイナスとなっています。
<那須町観光客入込数・宿泊客数の推移>
一方で宿泊客数をみると、2018年は1,719,294人(前年比100.2% 3,447人増)で、震災前の2010年と比べても103.16%で52,590人増です。宿泊客数は震災前の水準にもどったと言うことができ、こちらは明るい陽ざしが見えています。
また最近の日本の観光客数の増加のひとつに、外国人観光客の急増が挙げられていますが、那須町に関してはここ2~3年での急激な伸びは見られず、2019年で14,931人となっています。
ただ、震災前と比べれば41%プラスと大きく増えていて、外国人観光客はもう震災の影響は関係無くなったということが言えるかもしれません。
<外国人宿泊数の推移>
ちなみにお隣の那須塩原市は、2018年の観光客入込数は9,355,910人となっており、そのうち塩原温泉地区2,460,339人、黒磯地区は5,438,637人です。
那須町の観光施設の規模からみても、観光客数の伸びしろはまだまだあるように思えますが、いかがでしょうか。那須町が“観光立町”を宣言し続けるなら、新しい町づくりの施策がもっともっと必要ではないでしょうか?
<Dai>
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