こちらの写真を見て、どこの施設か判る人は相当な情報通、まさに那須人です・・・
こちらは【大田原市芸術文化研究所】のエントランスの2階部分です。
この建物は1998年に建てられた旧大田原市両郷中学校の校舎だったもので、2014年(平成26)年4月に【大田原市芸術文化研究所】としてオープンしたものです。
<ちょっと下がって見上げるとこんな素敵な形のデザインの建物>
この【大田原市芸術文化研究所】の活動の最大のものは、“那須野が原国際芸術シンポジウム”で、広く大田原市民に芸術鑑賞の機会を提供して、芸術 の美しさ楽しさ、面白さを知ってもらおう、合わせて地域文化の発展に役立てようと企画されたもので、1997年に始まり2018年には第19回のシンポジウムが開催されました。
“那須野が原国際芸術シンポジウム”は、国内外から10数名の芸術家を招聘し、【大田原市芸術文化研究所】の敷地内で実際の作品作りを行ってもらい、作品作りからワークショップ、ディスカッションを通して、多くの人との文化芸術交流を果たしていこうというものです。期間中には、完成作品が同研究所に展示され、多くの人が自由に鑑賞することができます。
※下記の作品写真は2014年のものです
【大田原市芸術文化研究所】の内部は、エントランスからすぐ広い吹き抜けのロビーが広がり、二階部分からは明るい光が差し込み、作品を浮き上がらせています。
<右の作品は頼永興氏の「自刻像070(瞑想の空間)」>
<左の木造作品は同研究所長の日原公大氏の「流離の女神あるいは漂泊の箱舟または豊穣の神」>
外の庭にも期間中に制作された作品が並びます。
<大阪芸術大学名誉教授の菅原二郎氏の「内側のかたち‘146」>
<石を刻んだ巨大な頭部は青野セクウォイア氏の「抑制された頭部」>
この【大田原市芸術文化研究所】は、芸術活動をプロデュースするとともに、サポートをしてくれます。またこの研究所をアトリエとして使用することもできますので、色々な形で利用することも楽しそうです。
《活動のご案内》
1. 芸術活動のアトリエとして使用できます。
2. 市民と芸術家の交流を目的とする活動をします。
3. 市民と共に創作、発表、展示、体験、遊びなどを総合的に研究します。
4. 全ての美術品制作に関する助言、協力をします。
開館時間 午前9時~午後5時
休所日 毎週火曜日・水曜日、年末年始
使用料(利用時間料金)
午前9時~12時(3時間)700円
午後1時~5時(4時間)900円
〈Dai〉
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大田原市芸術文化研究所
〒324-0206
栃木県大田原市中野内580
Tel:0287-59-0004
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<大田原市芸術文化研究所の周辺地図>
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