那須高原からの桜スポット、今回は那須高原から栃木県内を南下してさくら市喜連川の【早乙女の桜並木】をご紹介します。
車で県道167号線を大田原を抜けて南下すること1時間で、さくら市喜連川に到着です。県道114号線、正式には「県道佐久山喜連川線」と呼ばれる道路の南端に、地元では【早乙女の桜並木】と呼ばれる土手の道が桜スポットです。
【早乙女の桜並木】は、例年4月の上旬に見頃を迎える桜並木道で、町議会の議事録によると1925年(大正14年)3月に苗木150本を植えたとされています。当時から町の人たちによって大切に守られ、100年近く経つ今も道の両側に500mにわたって美しい花を咲かせています。
〈早乙女の桜並木はソメイヨシノの古木が並ぶ〉
車で一度桜並木のトンネルをくぐり抜けたら、土手の下の道端に車を停めて、そこからゆっくりと花見を楽しみましょう。【早乙女の桜並木】は、“栃木県景勝100選”に指定された素晴らしい景色で、見頃の週末は多くの車と人でにぎわいます。
〈樹齢100年近いソメイヨシノは今でも元気に満開〉
さくら市の地元の人たちの“桜”に対する想いの強さを、この桜の老木を見るとよく解ります。排気ガスを浴びるこの【早乙女の桜並木】の桜を美しく満開にさせる、市民のその力と気持ちも感じて花見をしたいですね。
〈美しい花が咲き揃う早乙女の桜並木のソメイヨシノ〉
桜並木の端にポツンと佇むお地蔵さん。きっと昔から桜の美しい光景をずうっと見つめ、【早乙女の桜並木】を守ってきたのでしょう。また地元の人たちも、このお地蔵さんを大切に大事にしてきたことがうかがえます。

わずか500mの距離の間で、100本以上の桜のトンネルは、車で通り過ぎるだけではもったいない景色です。時間があれば、ぜひ車を降りて【早乙女の桜並木】を散策してください。
〈車からの花見はわずか数分の感動のドラマです〉
【早乙女の桜並木】の桜が満開になる時期は、ちょうど菜の花もたくさんの花をつける時期です。よく手入れされた菜の花の土手は、桜を一段と引き立ててくれています。
〈桜のピンク色と菜の花の黄色はまさに春色〉
さくら市には名前の通り、市内にたくさんの桜を楽しむスポットがあります。喜連川の桜並木と並んで有名なのが“お丸山公園“があります。実はこの2つの桜は兄弟だといいます。
お兄さんは桜並木で、弟の“お丸山公園”は、1936年(昭和11年)に、その当時窮屈に植えられていた桜並木の桜から、46本を選んで抜いて植え直したものです。桜並木とお丸山の桜は“兄弟桜”として現在まで、毎年きれいな花を咲かせています。
◎市内のさくらマップはこちらでご覧下さい
〈Dai〉
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さくら市観光案内サイト
氏家観光協会
栃木県さくら市氏家1857
Tel:028-681-5757
喜連川観光協会
栃木県さくら市喜連川4145-16
Tel:028-686-3013
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<喜連川の早乙女桜並木の周辺地図>
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