【那須テディベア・ミュージアム】テディベアの歴史とアーティストの作品を見る

那須高原にある【那須テディベアミュージアム】を訪れたことのある人はとても多いでしょう。もちろん私も、お客様を案内しては何度も足を運び、最近では中に入らず2階のカフェで待つこともしばしば。そんな時に、東京からのお客様を案内して、久しぶりにミュージアム内に入りました。ここは何度訪れても再認識することや、新たに発見することがあり、数多くの作品が展示されているミュージアムが楽しいのはこういうところです♪

那須テディベアミュージアムで出迎えのベア

【那須テディベアミュージアム】は、広谷地交差点から横断道路(県道68号線)を白河方面に、池田交差点を少し南に入ったところにあります。
近くにはホテルだと「ロイヤルホテル那須」、昨年末にオープンした「ホテル森の風那須」があり、またテーマパークだと「りんどう湖LAKE VIE」もあります。

【那須テディベアミュージアム】は、那須高原の観光施設の中でも、人気度の高いテーマパークです。ここではテディベア・アーティストの幅広い優れた作品から、歴史的な価値の高いものまで、その展示数は多く、いつ見ても、何度見ても楽しいデディベアを見ることができます。また企画展も随時開催され、今は人気の“となりのトトロぬいぐるみ展”を開催中です。

<となりのトトロのネコバスがお出迎え>
那須テディベアミュージアムの企画展はとなりのトトロ

《テディベア》という呼び名は独占的な商標ではありません
もともと《テディ》と言うのは、第26代大統領セオドア・ルーズベルトの愛称でした。ある熊のぬいぐるみに、大統領の愛称と熊《ベア》をくっつけて《テディベア》と呼ばれたのがきっかけで、決して独占的な商標ではありません。

<ポートレートベアの代表作ラシュモア・ベアーズ 右端がルーズベルト大統領>
那須テディベアミュージアムのポートベア

《テディベア》の始まりはルーズベルト大統領と小熊の逸話から
下の挿し絵は1902年にワシントンポストに掲載されたものです。(Wikipediaから転載) もともとテディベアが誕生するきっかけは、左のルーズベルト大統領と右の小熊の話が、挿し絵とともにワシントンポストに紹介されたことに始まります…。
テディベア誕生のきっかけとなったワシントンポストの漫画

ルーズベルト大統領と小熊の逸話というのは…
1902年の秋、ルーズベルト大統領は熊狩りに出かけたが、獲物をしとめることができなかった。そこで同行していたハンターが、傷を負った子熊を追いつめて、最後の1発を大統領に勧めたが、ルーズベルトは「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」として撃たなかった。
このことが同行していた新聞記者のクリフォード・ベリーマンによって記事にされ、『ワシントン・ポスト』紙に挿絵入りで掲載されたというもの。
そして、ニューヨークでお菓子屋さんを営んでいた、ロシア移民のミットム夫妻(モリスとローズ)は、漫画の熊をぬいぐるみに変身させ、記事と共にショーウィンドーに飾りました。この熊のぬいぐるみは、“テディ(ルーズベルト大統領の愛称)のベア”=“TEDDY’S BEAR”と呼ばれ、大ヒットしたのでした。(のちのアイデアル社で、アメリカ国内初のテディベア・メーカー)
※ルーズベルト大統領の逸話とは別にドイツのシュタイフ社により、1902年に熊のぬいぐるみがアメリカに輸入されていたことから、世界初のテディベア・メーカーはシュタイフ社とする説もある。


貴女もなれるテディベア・アーティスト

【那須テディベアミュージアム】にも、たくさんのテディベア・アーティストの作品が展示されています。それぞれ個々のテディベア・アーティストが作成しているベアのことをアーティストベアといい、ひとつ一つが個性的で、アーティストの思いが感じられます。ゆっくりとじっくりとその作品の数々を見ているだけで、気持ちがウキウキしてきて、テディベアの世界に引き込まれていきます。

那須テディベアミュージアムのアーティストベア

テディベアのアーティストは、1970年代にアメリカで多くのテディベア・アーティストが誕生し、1980年代には世界中に広まったと言われます。また、アーティストがデザインのみ行い、工場などで作られているものをアーティスト・デザインベアといいます。

那須テディベアミュージアムの可愛い神父

世界中に多くのアーティストが、色々なテディベアを創り出しその面白さを、ここ【那須テディベアミュージアム】でも体感することができます。テーマを決めてひとつのテディベアを生み出す、ただ一つでも自分のテディベアを作れば、貴女もテディベア・アーティストの仲間入りができます。そんなことを頭に描きながら見て回るのも面白いですね。

10月27日は《テディベアの日》

セオドア・ルーズベルトの誕生日である10月27日が「テディベアの日」と言われています。世界的な記念日ではなく、単に愛好家たちが設定している記念日となっています。日本では“日本テディベア協会”が、ルーズベルトの逸話にちなみ「相手の事を思いやる気持ち」をベアを通して伝える日にしようと提唱している記念日です。

<テディベアの歴史と“グローブベア”など貴重なベアも展示されている>
那須テディベアミュージアムの年表とペア

ロイヤルホテル那須にある巨大なテディベア
那須高原の小高い丘に建つ「ロイヤルホテル那須」のロビーに入ると、高さ3メートルもある大きなデディベアが立ってます。もともとは【那須テディベアミュージアム】にあったものをこちらのホテルに移設し展示、お客様の記念撮影用として活躍しています。小さな子供たちだけでなく、大人も思わず記念写真を撮る、人気の撮影スポットにもなっています。テディベアは、色々な形で登場する愛らしいぬいぐるみで、これほど多くの人たちに愛されているものは他にないかもしれません。

<ロイヤルホテル那須の大きなテディベア>

テディベアinロイヤルホテル那須

お得なテディベアの入場券
◎お得なテディベアの割引入場券と年間パスポート券はこちらからご覧ください
◎3月31日までの観光協会の“冬の那須フェスタ”のパンフレット持参だと入場料金が300円引きです
◎前売り券やステンドグラス美術館との共通券など、お得な情報はこちらからご覧ください

<Dai>

那須テディベアミュージアム
〒325-0302
栃木県那須郡那須町高久丙1185-4
Tel:0287-76-1711

<那須テディベアミュージアムの周辺地図>


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choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




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