那須和牛ステーキをお手軽価格で食べたい!【ステーキハウス寿楽】

先日、2007年に移転した【ステーキハウス寿楽】に初めて足を運びました。

那須高原のステーキハウス寿楽の那須和牛サイコロステーキ

私と【寿楽】との出会いは……10年以上も前、《那須ショッピングセンター寿々木商店食堂部という名称だったころにさかのぼります。

那須温泉の湯本に、それはそれは古い小さなスーパー《那須ショッピングセンター》があり、その中の『寿々木商店』というお肉屋さんがセンター内でやっていた、小さな食堂(食堂部という名称でした)が、今の【ステーキハウス寿楽】だったのです。

その頃はまだ“那須和牛”が正式にブランド認定されていなかった時で、「1000円で美味しいサイコロステーキが食べられる店があるよ♪」と友人に聞いて、食べに行ったのが初めての【寿楽】との出会いでした。

<寿楽本店の前身は那須ショッピングセンター食堂部>
那須高原ステーキハウス聚楽の那須ショッピングセンター食堂部

当時、『寿々木商店』では、地元の和牛を一頭買いすることで、高級な“那須和牛肉”を手頃な値段で販売していました。もともとは、地元の旅館やホテルに出している「肉の切れ落とし部分をなんとかしよう」と考えたあげくに出した『サイコロステーキ定食』でした。この時の定食には、最高級のA5クラスの和牛肉ロースやヒレの切れ落としも入ってたので、地元民からも「安い! 美味しい!」と喜ばれ、当時でもお昼はお客さんが一杯だったというのもうなずけます。

やがて、この評判がメディアに知れ渡り、あれよあれよという間に人気店のトップに躍り出ました。父親が営むお肉屋さんと、息子の食堂部は、今の那須街道沿いに移転、寿楽本店として【ステーキハウス寿楽】とお肉屋さんの【ミートショップ牛楽】としてタッグを組んで営業が続いています。店が移転しても、相変わらず連日お客様が列をなす店に成長、“那須和牛”の知名度アップにも多大に貢献しています。

〈連日お客様が列を作る現在のステーキハウス寿楽本店〉
那須高原のステーキハウス寿楽の建物

この日は東京から来た友人を案内し、夕食をどこで食べるかという話になったとき、友人が一言「観光客の我々は行くけど、地元の貴方が行けない店にしよう」と……
私のこの問いに対する返事が【ステーキハウス寿楽】でした。何しろお客様が多くて、待ち時間が長い、その理由で地元に居ながらなかなか足を運べない店になっていました。

夕方の開店は5時から、私共は4時半には店に着いたのに、そこはもうたくさんのお客様が待っている状態。時間になり順番に案内されるも、ちょうど私共でぴったりと案内が止まった・・・(これで1時間待ちは確実かと内心諦めの境地に)。そこに店のオーナーが顔を出し、私らの心うちを見透かしたかのように「大丈夫ですよ、一通り注文をとったらすぐにご案内しますから」と笑顔で嬉しい言葉を投げかけてくれました。

那須ブランド認定ロゴ
寿楽のサイコロステーキは那須ブランド認定品です

《那須ブランド》というのは、那須町経済四団体推進連絡協議会がやっている“那須ブランドの推進事業”です。この事業は、那須ブランドの認定にふさわしい商品等を《那須ブランド》として認定し、那須ブランドの確立、那須に対するイメージ向上、 那須町経済の発展と那須町の知名度の向上を図ることを目的として行われています。2018年で51種類の認定ブランドがあります。
寿楽のサイコロステーキは、那須町の経済発展と知名度アップに貢献しているとして《那須ブランド》として認定されています。

時間つぶしに併設されている【ミートショップ牛楽】をのぞいてみると、やはりお肉の価格が安い!さすが独自のルートで仕入れて販売しているだけのことはあります。こちらの【牛楽】は、もともととちぎ和牛の専門店からスタートしていて、【寿楽】は“那須和牛”専門のステーキハウスとしてオープンさせたというもの。そこから現在まで色々な形でお店を展開して、現在は国道4号軒沿いに姉妹店も開店させています。

<牛楽のショーケースにはとちぎ和牛などいいお肉が手ごろな価格で並ぶ>
那須高原のステーキハウス寿楽のショップ牛楽

2009年(平成21年)1月に誕生した和牛ブランド“那須和牛”
“那須和牛”とは、澄んだ空気や緑豊かな自然に抱かれた《JAなすの》JA管内(大田原市・那須塩原市・那須町)で指定農家が丹精込めて育てた特選和牛のこと。肉としての風味をさらに良くするため、エサに「お米」を加え、確かな技術を持つ生産者が約20カ月という長い時間をかけて肥育することによって、牛本来の力を最大限に引き出した味豊かな味わいが特徴の牛肉です。その中でも格付けがA・B3等級以上の黒毛和牛を“那須和牛”として認定・販売しています。


待つことほどなくして呼ばれて席に着きます。案内されたのは、なんと仕切りで区切られた個室でした。東京からの友人らも「待ってよかった」とウキウキ顔。
【ステーキハウス寿楽】のメニューから選んだのはもちろん“那須和牛のサイコロステーキ”。グラム数は150g、225g、300gの中から選べます。またステーキソースか塩コショウのどちらかも指定できます。

ほどなく「お店からのサービスです」と最初に出てきたのが“特製チヂミ”。少し待たせたお詫びがこういう形で出てくるとは、なかなかにくいサービス精神です。

<サービスで出てきた特製チヂミを食べながらメインを待つ>
那須高原のステーキハウス寿楽のチヂミ

さあいよいよ【ステーキハウス寿楽】の本命のサイコロステーキの登場です・・・そのお肉を見て友人が一言「サイコロになっていない!」。確かに定番のサイコロステーキは、その名前の通りサイコロの形ででてくるのが普通。でもここはサイコロではなく、不定形ステーキが出てきました。

「形は問題じゃない、要は味」、とさっそくお肉を一口いただきます。「なるほど、那須和牛はなかなかの味わい、脂がさほど強くないのが食べやすい」との評価。塩コショウとステーキソースの両方を頼みましたが、どちらも那須和牛の味わいを、よりアップする役割をちゃんと果たしていました。

昔、《那須ショッピングセンター食堂部》で食べたサイコロステーキの味は当然覚えていませんが、那須和牛の美味しさはここ【ステーキハウス寿楽】で充分感じることができました。友人らも美味しい那須和牛に大満足でした。

<噂通りの味わい深い那須ブランド認定の那須和牛サイコロステーキ>
那須高原のステーキハウス寿楽の那須和牛サイコロステーキ

【ステーキハウス寿楽】では、サイコロステーキセットの他に実は、「ローストビーフ」と「ビーフコロッケ」もいただきました。
ローストビーフはやや厚めのウェルダンタイプ、旨味を一番出せるのがこのタイプなのだろうと、味わって勝手に納得しました。ビーフコロッケもなかなか美味しい、コスパもいいので、これだったらお土産には最適かもしれない。(この2品は写真を撮るのを忘れてしまいました、何しろお肉を食べるのに忙しかったもので……)

那須和牛のサイコロステーキは、150g単品で2700円、225gが4050円、300gが5400円で、セットにするとそれぞれ400円アップです。

<那須のお米がより美味しくいただける那須和牛サイコロステーキセット>
那須高原のステーキハウス寿楽の那須高原のステーキハウス寿楽の那須和牛サイコロステーキセット

メニューにはこの「那須和牛サイコロステーキ」の他には、価格が那須和牛の半額ぐらいの「国産牛とオーストラリア牛のサイコロステーキ」と、ややお値段が高めの「寿楽厳選サーロインステーキ」があります。
何回か行かれる方なら、その都度別のメニューを食べてみるのもいいのでは。何しろ【ステーキハウス寿楽】【ミートショップ牛楽】から美味しいお肉を仕入れていますので、味は間違いないので安心です。 <Dai>


ステーキハウス 寿楽
〒325-0301
栃木県那須郡那須町湯本379−1
Tel:0287-76-3844
営業時間:
10時30分~14時30分
17時00分~19時00分


<ステーキハウス寿楽の周辺地図>


にほんブログ村 にほんブログ村へ
那須人はにほんブログ村に参加しています!クリックお願いいたします!

choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。

🔻

ステーキハウス寿楽 本店ステーキ / 那須町その他)

夜総合点★★★☆☆ 3.7




SNSフォローボタン

フォローする

スポンサーリンク

シェアする