【那須学Q&A 17】弁慶が鎌倉に行く先々の武運を占った石とは何?

那須町のかつて義経街道と呼ばれた東山道には、鎌倉にいる兄の源頼朝に呼ばれた源義経は、奥州の平泉を立ち、ここ東山道を通って鎌倉に向かいました。その関係で、那須町の簑沢地区には、源義経と弁慶にまつわる伝説が数多く残されています。

<今も数多くの伝説が残る義経街道>
那須町簑沢地区の源義経の伝説の残る義経街道

その中のひとつ、弁慶がこの地で休憩している時に矢を取り出し「我が願い吉ならば、この石に立てよ」といって傍らにあった石に指先で矢の根を押し込むと、矢が岩に突き刺さったとか。この伝説をもとに、この石を古来から 答え 【矢の根石やのねいし として祀り伝えられています。

<伝説を伝える矢の根石の復元石>
源義経伝説の弁慶の矢の根石

先々の武運を願って矢を立てるというしぐさは、占いの一方法で「立つべからずところに立つ」といい、奇跡によって吉の占いを得ることにあります。簑沢地区の有志が弁慶の故事にならって、幸運をもたらす【矢の根石】を復元、義経ゆかりの地を保存しています。

義経街道の矢の根石地図

<Dai>


弁慶の矢の根石
〒329-3437
栃木県那須郡那須町蓑沢


<弁慶の矢の根石の周辺地図>


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那須学物語【那須学Q&A】は、那須町・那須高原・那須エリアのことをQ&A方式で解説していくものです。参照元情報は、社団法人那須観光協会発行の「那須検定公式テキストブック」「那須学物語」などを参考にしております。これらの情報が那須に移住しようとお考えの皆様方の、那須の知識を増やし那須人になるきっかけになればと思います・・・。

choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




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