那須高原のハワイアンcafe“ラナイ カフェ”のオーナーから「中華ならここが一番」と、お墨付きをもらって訪れたのが【中華食堂 つなしま】です。
広谷地交差点にほど近い場所なのに、いままで全くその存在を知らなかったことにちょっと恥じて、足を向けてみました。
お店の場所は、横断道路(県道68号線)を広谷地交差点から池田交差点に向かって約700m、ホテルウェルネスの森の真向かいを、ちょっと入ったところにあります。ご自宅の一階をお店にした小さな中華食堂で、デッキに置かれている赤いデッキチェアと看板を確認しないと見過ごしてしまいそう。
〈デッキに赤いチェアが目印の中華食堂つなしま〉
【中華食堂 つなしま】のお店は朝8時からの朝食タイムから営業です。朝は胃腸にとってもやさしい《朝粥》をいただけます。「中華粥」、「本日の漬物」、「中国茶」付でなんと300円です。朝粥が食べられる中華料理のお店は、那須ではここだけですね。
この日の朝がゆは一番オーソドックスな中華粥
〈客席の端に置かれたソファにはワンちゃんのクッションが〉
そして【中華食堂 つなしま】のお昼は11:30から14:00まで。「店主のきまぐれ定食」800円から各種、もちろん「中国茶&珈琲」付です。またテイクアウトのできるお弁当(前日まで予約)やランチBOXもやってますので、急ぎの時は事前に電話して用意しておいてもらうことも可能です。
この日にメニューからまずチョイスしたのは、「蒸し鶏のお粥ランチ」。絶妙の旨味が味わえるお粥と蒸し鶏のコンビネーションはなかなかグッドで、お粥だからお昼には・・なんて考えは不要の食事としてのボリュームも十分いけるメニューです。
〈からだに優しい蒸し鶏が入った中華粥〉
そしてもう一品は「麻婆豆腐ランチ」。見た目とは裏腹に意外とサラリと味わって食べれる麻婆豆腐。まろやかな豆腐とピリ辛あんが、白いご飯とベストマッチング!で、中華のセンスが光る麻婆豆腐です。
〈白いご飯が美味しくなる麻婆豆腐〉
この日【中華食堂 つなしま】でのランチは、サービスの中国茶と珈琲も頂いてジャスト2000円で、コスパも申し分なしです。
実は、また別の日にも“中華料理が食べたくなって”ちょっとお邪魔しました。
こちらの【中華食堂 つなしま】は、オーナーがお一人でやっているお店。開店から1年半が経ったといいます。もともとは東京の中華料理店で腕を磨いていたシェフ、上海流の美味しい中華を那須で食べてもらいたいと始めたお店です。
お昼時は、その時のお客様の数と調理により、待ち時間もバラバラなので、この日はちょっとお昼時を避けて午後1時過ぎにお邪魔しました。お隣の席で食事をされていたご夫婦は、大田原市からわざわざいらした方。味にうるさいご友人の薦めで足を運んだとか。口コミで少しずつファンが増えてきている様子です。
今日のメニューから選んだのは「豚角煮ランチ」1050円です。
じっくり煮込まれた濃厚な味を連想させる色合いの「豚角煮」。でも、一口ほうばるとお肉は旨味と共にとろりと分解し、味わいは意外にも軽やか。見た目と味わいの微妙な違いが上海流でしょうか? ゆっくりかみしめると広がる美味しい肉味に、今日のランチも大満足です。
〈とろみが光る豚角煮なんとも食欲をそそる〉
「特製餃子」400円には、色々な生薬がブレンドされたお店独自の“塩”を少しつけて食べます。ほんのり味わい深い塩味が、餃子の肉汁とからんで美味しさが広がります。
〈微妙な加減の具材が美味しさをアップしている餃子〉
オーナーの人柄もお店も庶民的な中華食堂なのに、出てくる中華料理は本格的な丁寧な味わい深いもの。朝・昼・夜と、ふだんから色々な創作中華を試行錯誤してつくられているだけに、その味はまぎれもなく本物。“ラナイカフェ”のオーナーが絶賛するわけが納得できました。美味しい中華料理がいただける“隠れ家的なお店”、ぜひ足を運んでみてください。<Dai>
▽
中華食堂 つなしま
〒325-0302
栃木県那須郡那須町高久丙1-90
Tel:0287-78-1623
定休日 水曜の夜、木曜全日
facebook
▽
<中華食堂つなしまの周辺地図>
▽

🔻