巣鴨の名店“蕎麦処ひさご亭”の味が復活!【ラナイカフェ】

2017年の冬にオープンした那須高原のハワイアンカフェ【ラナイカフェ】が、お客様の要望に応えて、巣鴨の名店“蕎麦処ひさご亭”の味を復活!ハワイアンカフェでお蕎麦がいただけると、意外な評判が広がりつつあります♪

那須高原ハワイアンラナイカフェの復活した味の蕎麦と天ぷら

前編ハワイアン【ラナイカフェ】は、下記からご覧ください♪

ことの発端は、【ラナイカフェ】のオーナーの蕎麦職人としての腕を聞きつけた地元の人たちから、『オーナーの打つ蕎麦が食べたい!』という声が広がり、最初は2018年末の“年越蕎麦”を用意したのが始まりでした。それが年明けからは、ついに毎週水曜日だけ(月に1度日曜日も)の特別メニューとして定着。今では、こちらのお蕎麦目当てに予約されて、わざわざお越しになるお客さんもいるとか。

ということで【ラナイカフェ】第二弾《蕎麦編》がここからが始まります

予約して訪れた水曜日、【ラナイカフェ】の席に座ってメニューに目をやると蕎麦は「野菜天せいろ1100円」と「鴨せいろ1300円」のふたつと、今日までの特別メニュー「牡蠣天ぷらせいろ1250円」でした。個人的には牡蠣が苦手なので、今日は「野菜天せいろ」をオーダー。

最初に出てきたお茶は「そば茶」。オーナーいわく『日本茶やビールを、蕎麦を食べる前に飲む人がいるけど、あれは日本茶やビールの渋みが蕎麦の味を消してしまうので避けるべき。うちは最初に出すのは“そば茶”』だそうです。
なるほどなるほど・・。巣鴨時代に“湯で鍋”に100万円を投下したこだわりのオーナー、週一の蕎麦といえども手抜きはしません。

テーブルの上に最初に出されたのは「塩」と「薬味」。
天ぷら用の塩は、南米ボリビア共和国アンデス山脈の、自然結晶した岩塩塊を切り出し、精製した“紅塩”。それとお蕎麦の薬味は、長野産の“ねずみ大根(辛味大根)”と安曇野産の“本わさび”、といずれもこだわりの一品が並びます。薬味の“ネギ”も蕎麦や蕎麦つゆの味を壊すので使わないとか。

<テーブルに置かれた塩と薬味もこだわった一品が・・>
那須高原ハワイアンラナイカフェの紅塩と鼠大根と本わさび

次に出てきたのが天ぷらです。那須高原の地元の食材が並ぶ形のこだわりかと思いきや、それだけではなく「天ぷら油」にこだわっていました。

野菜をあげていた天ぷら油は綿実油めんじつゆ。これは、一年草ワタの種子からとる油を精製して食用にしたもので、天ぷらがとてもあっさりと綺麗にあがり、動物性の強い油とは全く違う味わいとなります。コストが高い油なので、プロの世界でも一部の専門店で使われているだけとか。

天ぷらは、「カボチャ」「玉ねぎ」「ふきのとう」「ブロッコリー」「ししとう」「ピーマン」「ナス」「梅干し」の8品が並びます。

綿実油であげた天ぷらは、素材の味わいが邪魔されることなく、かつ、天ぷらとしての旨味が十分に味わえます。強い天ぷら油の食感がまるでない、天ぷら専門店でいただいているような美味しさがあります。さらに振りかけたアンデス山脈の“紅塩”が、旨味を引き立てます。

<綿実油であげた天ぷらは病みつきになりそうな食感>
那須高原のハワイアンラナイカフェの綿実油であげた野菜天ぷら

さあいよいよ【蕎麦処 ラナイカフェ】の蕎麦の登場です!
湯で時間は40秒程度というので、ゆでる前の蕎麦を見せてもらいました。巣鴨の店で出していたのと同じ、群馬県赤城高原のそば粉を使用した“深山蕎麦”。かつては、蕎麦の実を石臼で自ら挽くまでこだわっていたとか。ゆでる前の蕎麦は、少し緑がかったような色合いで、その細い均一の太さの蕎麦には、やはり蕎麦打ちの年季が感じられます。

<きれいな蕎麦!長年やってきた蕎麦打ちは未だに健在>
那須高原のハワイアンラナイカフェの赤城産の蕎麦

40秒で茹で上がった蕎麦は、美しい! こだわりの結晶のような蕎麦にオーナーから『最初は塩だけで食べてみてください』と。さっそくいただいてみると、確かに塩だけで食べた蕎麦は、蕎麦本来の美味しさが感じられます。

でも私は蕎麦つゆが好きなので、蕎麦つゆでもいただきま~す。
少な目に入ったそばつゆ、きっとこの蕎麦の出汁にまたこだわりがあるのだろうなあ、と思いをはせながら一口・・旨い!。蕎麦のつゆが自己主張することなく、蕎麦の味わいが引き立つような、そんな美味しい蕎麦にちょっと感動です。

<塩でもつゆでも蕎麦の美味しさが口に広がる>
那須高原のハワイアンラナイカフェの手打ち深山蕎麦

『蕎麦の出汁は、鹿児島枕崎の“鰹節”と愛知県三河の“本みりん”だけでつくっている』と、かつ『鰹節はカビ付き3年ものがベストなので、それを使っている』とのこと。
鰹節に付くカビの中で“良性のカビを付けた3年物”が、蕎麦の出汁づくりには最適だとか。旨味と香りが増し、かつ出汁が美味しく上品になるということで、蕎麦つゆの出汁にも深いこだわりがありました。

『それともうひとつ、蕎麦つゆを入れてる陶器は、江戸時代の古伊万里ね・・』とさらりと言ってのけるオーナー。持つ手が少し緊張・・。

<そば粉からつくるトロリとしたそば湯>
那須高原のハワイアンラナイカフェのそば粉を溶かした蕎麦湯

『蕎麦湯は今からつくるからちょっと待って』とオーナー。蕎麦湯をつくる?  聞くと、こちらの蕎麦湯は、蕎麦のゆで汁を使わず、そば粉を溶いて作っているのだそうです。“食べた蕎麦のそば粉の蕎麦湯”、このやり方での蕎麦湯は、いつも同じ状態の蕎麦湯をお客さんに提供できる。それにトロリとした蕎麦湯が美味しい! 最後のオーナーのこだわりの味を噛みしめながら、いや飲みながら、美味しい蕎麦の余韻に浸りました。

伊勢志摩産の“幻の的矢まとや牡蠣”
実は3月のこの日まで、限定で用意されていたのが“的矢牡蠣”。
これは、伊勢志摩の的矢湾の漁業組合が独自に湾の海水を浄化し、そこで育てた高級牡蠣のことをいいます。この的矢牡蠣は、独特の臭みも癖もなく、非常に美味しくて、牡蠣が苦手な人でも食べられるものだとか。
生産量が極端に少ないため“幻の的矢牡蠣”として有名で、関東圏にはほとんど入ってこない代物。オーナーの友人が、たまたまこの牡蠣の養殖をやっている関係で、シーズンには入手しているという。

<幻の的矢牡蠣は見た目から美味しそう>
那須高原のハワイアンラナイカフェの幻の的矢牡蠣

この的矢牡蠣の天ぷらは、3個で650円で提供しています。都会のオイスターバーに行くと1個1000円はくだらないとか・・。そんな貴重な牡蠣が、このハワイアン【ラナイカフェ】でいただけるとは不思議ですねえ。
ということで牡蠣が苦手な私がひとつだけ、小さい的矢牡蠣の天ぷらをいただきました・・。

<天ぷらになっても上品な的矢牡蠣>
那須高原のハワイアンラナイカフェの幻の的矢牡蠣の天ぷら

ミディアムレアに揚げられた的矢牡蠣を一口食べた感じは、牡蠣が持つ独特のくせも臭みもなく、とても上品な美味しさがす~っと広がるような・・、とてもいい食感でした。確かに牡蠣好きにはたまらない味かもしれませんね。

ということでハワイアンの【ラナイカフェ】《蕎麦編》はここまでです。
毎週水曜日が“蕎麦処ラナイカフェ”の営業日です。巣鴨の名店“ひさご亭”時代からオーナーがこだわり抜いてつくってきた蕎麦の味を、ぜひ那須高原の【ラナイカフェ】で召し上がってみてください。当日用意している蕎麦は数量限定ですので、事前に電話予約されることをおすすめします。 <Dai>

ハワイアンの【ラナイカフェ】の通常のカフェのことは下記をクリックしてご覧ください。

2017年にオープンした那須高原唯一のハワイアン【ラナイカフェ】です。オープン前から、オーナーは那須好きで、巣鴨に蕎麦屋を営みながらたびたび那須に。そしてついに巣鴨の店をたたんで那須に移住。さらにハワイ好きが高じてハワイアンカフェをオープン!


ラナイカフェ
※facebookにリンクします
〒325-0303
栃木県那須郡那須町高久乙3511-14
Tel:0287-73-5219
※毎週水曜日は“蕎麦処ラナイカフェ”(予約優先)となります
詳しくは


<ラナイカフェの周辺地図>


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choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。

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ラナイカフェカフェ / 那須町その他)

昼総合点★★★★ 4.0




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