・
那須高原大橋を渡り、那須塩原市の農作地帯の中に“青雲塾”というギャラリーがあります。かつては剣道場だった建物で、その後は古民家レストランとして人気を博したお店だったこともあります。そこが今は、様々な催しが行われるぎゃらースペースとなっていて今回は【伊藤七男氏個展】が開かれています。
・
9月22日に、facebookのお友達作家である【伊藤七男氏の個展】が最終日ということで足を運んでみました。
・
実はこの個展は那須塩原市の鳥野目街道沿いにある“Gallery Barn”と、二つの会場で開催されているもので、少し前にはそちらも拝見し、伊藤七男氏ともそこでお会いしていたものです。
・
青雲塾の玄関に立つと、そこには伊藤七男氏の迫力ある作品が目の前に立ちはだかり、最初から感性に訴えてくるものを感じます。
・
障子をキャンパスにした伊藤七男氏の光を取り込んだ作品には、思わず見とれてしまいます。日本家屋にある障子はもともと光を遮ったり、ほどよい明るさにしたりする日本古来のもの。それを使って、光のアート作品にしてしまう伊藤七男氏。周りの障子と見事に溶け込んで、素晴らしいイメージが広がります。
・
青雲塾の囲炉裏の前に置かれた作品は、まるで囲炉裏から炎と煙が立ち上るような感じを、見る人に与えます。赤い色合いにはとても惹かれる魅力を感じてしまいます。
・
燃えさかる囲炉裏の赤が印象的な作品の裏は、また違う雰囲気の作品が広がっています。
・
青雲塾の日本家屋の雰囲気と伊藤七男氏の作品は見事に調和し、より素敵な空間をつくりだしています。
・
玄関の作品の裏側の作品です。表とはまた異なる個性が広がります。
・
青雲塾に置かれた古い神棚と並ぶ伊藤七男氏の作品は、まるでこの場所のためにつくられた作品のように見えてしまいます。これだけ作品と展示スペースが一体となる個展は希少です。
・
外の灯りで浮きあがる作品と、室内の照明で浮き立つ作品のコラボレーションが、また独特の空間を演出しています。
・
外からの光具合で、作品の生き方が変わる不思議な世界です。
・
古い日本家屋と不思議な世界観の伊藤七男氏の作品は見事にマッチし、見る人の心を惹きつけてしまいます。これだけ作品の世界と展示会場の雰囲気が調和し、新しい世界観を創り出す個展ははじめてです。こんな個展が那須に広がるといいですね。 <Dai>
▽
青雲塾
〒325-0103
栃木県那須塩原市青木1547
Tel:0287-63-5983
▽
青雲塾の周辺地図
▼
那須人は、にほんブログ村に参加しています! クリックお願いします!
▽
