移住してわかった【那須の泊まってみたい温泉旅館 TOP3!】

那須高原に移住して15年。那須は温泉の“源泉数”がとても多く、色々な泉質の温泉が楽しめるという点では、温泉好きには飛びぬけていい土地です。しかし温泉は多いものの、那須高原に住んでいるとなかなか“温泉旅館”に泊まる機会がないのが残念です。そこで今回は那須高原に移住してみて、見聞きした情報をもとに【那須の一度は泊まってみたい温泉旅館TOP3】をご紹介します。

那須高原(那須町)には、大きな和風の温泉旅館はあまりありません。ホテルとか民宿とかペンションまで含めると250施設ぐらいが点在しますが、ほとんどの宿泊施設は規模が小さく、その意味ではプライベートな滞在にはいいのかもしれません。

●最初にご紹介するのは山楽さんらくです。『那須御用邸』の北側に位置し、かつて昭和天皇がこの宿に泊まられて眼下に広がる那須野が原を大変気に入られたのが『那須御用邸』の建設のきっかけとなったと言われています。もちらん泉質は『那須御用邸』と同じで、効能の面からもいい温泉旅館と言えます。また露天風呂からの四季折々の景色がとてもいいと、評判が高く、那須街道を北に上がった那須温泉の入り口といういいロケーションにあります。私は、東京の友人が念願の宿泊を果たしたときに、ラウンジで珈琲をいただいた経験だけあります。

那須温泉山楽は大正12年創業。那須高原に佇む昭和天皇ゆかり純和風旅館。自家源泉100%かけ流しの大露天風呂は約30畳もの広さを誇ります。日本情緒あふれる数寄屋造りの趣や、旬の素材を生かした本格会席料理をお愉しみください。

●二番目にお薦めなのは山水閣さんすいかくです。「山楽」のちょっと下で、こちらも御用邸と近い場所に位置する全室14室という小さな温泉旅館です。友人つながりでお茶にお邪魔した時に拝見したことのある旅館で、若いオーナーが工夫を凝らして寛ぎの空間を創っています。全室すべて違うデザインで、お客様の個性に合わせた部屋が選べるようになっています。また館内各所にゆとり空間が設けられ、そこに様々な椅子が置かれて、こちらも気分に合わせてゆっくりと過ごせる工夫がされています。

●三番目にご紹介するのは、実は那須ではなくお隣の“板室温泉(那須塩原市)”にある大黒屋だいこくやです。“アートの宿”と称している宿で、オーナーが現代アートに造詣が深く、館内を使って作家の展示会が定期的に行われています。私も何度か作家の展示を拝見しにお邪魔したことがあり、お茶やランチだけをいただくこともできます。ここの旅館との出逢いは、もともと那須に移住する前にオーナーが書いた本を見つけ、そこに書かれていた現代アートと旅館のコラボに感銘し、「板室の大黒屋旅館に行きたい」とずっと思っていたことです。もし大黒屋が那須高原にあったら“ベスト1”にあげる温泉旅館です。

那須エリアには色々な温泉旅館があります。ネット情報だけでは分からない感じられないことも、現地で接すると見えてくることが多々あります。ぜひ足を運んでお気に入りの温泉旅館を見つけてください。  <Dai>


choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




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