【那須学Q&A 11 】温泉が湧き出た川を堰き止めた露天風呂があるのは何温泉?

可愛い温泉猫那須高原にはたくさんの特徴ある温泉がありますが、特に面白い話題となる温泉が存在するのが「那須七湯」です。「那須七湯」は、那須温泉、大丸温泉、弁天温泉、高雄温泉、八幡温泉、三斗小屋温泉、北温泉の七湯ですね。

例えばその温泉の一つが、登山の装備で徒歩でしか行けない「三斗小屋温泉」。
住所は那須塩原市で、那須町の中にある“飛地”で、那須七湯のひとつに数えられている。標高1450mの高地に位置する温泉で、不便な温泉地ですが、現在でも二軒の旅館「大黒屋」と「煙草屋旅館」が営業しています。

<image>
onnsenyubune

また「那須七湯」の中で那須御用邸が引いている源泉と同じ源泉を引いている温泉で、湧き出た温泉の川を堰き止めて露天風呂をつくったのが 答え 大丸温泉 です。

那須温泉那須七湯の大丸温泉

【大丸温泉】には、「あざみの湯」「あじさいの湯」「白樺の湯」などの混浴の露天風呂や、「山ゆりの湯」「石楠花の湯」などの女性用露天風呂、内湯では男性用「笹の湯」、女性用「桜の湯」、貸切用「相の湯」などの色々なお風呂があり、それぞれに入湯を楽しむことができます。

〈湧き出た源泉の川を堰き止めてつくった大丸温泉の露天風呂 写真提供:朝日放送テレビ 旅サラダ
那須大丸温泉の川を堰き止めた露天風呂白樺の湯

中でも一番大きい湯船の《白樺の湯》は混浴露天風呂で、一度に20~30人が入れるほど大きな露天風呂。
川となって流れる源泉を堰き止めて露天風呂をつくっているので、湯量も多く、完全な源泉掛け流しです。

奥那須の【大丸温泉】は「日本秘湯を守る会」の会員でもあり、この温泉を大切に育てています。
また、明治時代には、乃木希典将軍が毎年湯治に訪れていて、当時の着物や日記、大丸温泉旅館へ宛てた手紙など、
ここでしか拝覧できないものが館内に常設されています。

尚、乃木希典将軍は、1892年(明治25年)に自ら設計した農家風造りの木造平屋建て別邸を大田原市内に建て、今は「乃木希典那須野旧宅」として復元されたものをみることができます。

※2019年1月12日朝日放送テレビの「旅サラダ」で、『秋野暢子さんが愛犬とめぐる那須』が放映され、その中で大丸温泉も紹介されました。

<Dai>

<大丸温泉の周辺地図>


大丸温泉
〒325-0301
栃木県那須郡那須町湯本269
Tel:0287-76-3050

那須学物語【那須学Q&A】は、那須町・那須高原・那須エリアのことをQ&A方式で解説していくものです。参照元情報は、社団法人那須観光協会発行の「那須検定公式テキストブック」「那須学物語」などを参考にしております。これらの情報が那須に移住しようとお考えの皆様方の、那須の知識を増やし那須人になるきっかけになればと思います・・・。

※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




SNSフォローボタン

フォローする

スポンサーリンク

シェアする