那須高原から1000本の枝垂桜が咲き誇る【喜多方しだれ桜並木道】へ

福島県喜多方市は“喜多方ラーメン”で全国的に有名ですが、最近スポットライトを浴びて人気が高まっている【しだれ桜並木道】があるのをご存知ですか?

喜多方市しだれ桜並木道のピンクの花たち

那須高原からですと、喜多方市まではちょっと距離があるので、丸一日のドライブ行程を組むことになります。東北自動車道経由だと137㎞、1時間55分かかります。一般道だと那須高原から西会津街道(国道289号線)経由で、会津若松市を通って2時間ちょうどで、距離は95㎞です。私はいつも喜多方市と会津若松市とのセットの観光巡りのコースを組み立てていくようにしています。

喜多方ラーメンのお話はまた別の機会にして、今回は【喜多方 しだれ桜並木道】をご紹介します。

こちらがある場所は、実は“日中線記念自転車・歩行者道”と呼ばれる道が、【しだれ桜並木道】にあたります。これは、廃線となった旧国鉄日中線の跡地を、自転車・歩行者専用道として整備したもので 、実に3㎞に渡って、約1,000本のしだれ桜が、喜多方市民の手で植樹され、それが現在では見応えのあるしだれ桜並木に成長しているというものです。

喜多方市しだれ桜並木道は枝垂れ桜が満開

遊歩道の起点は、喜多方駅から西へ450m、ゆっくり歩いて10分程度の場所になります。たくさんの人が歩いていますので、道に迷うことはありません。県道16号線の交差点を過ぎると、直線的に北へ進む遊歩道が繋がっています。あとは道なりにゆっくり歩いて1時間程度です。
喜多方市しだれ桜並木道

喜多方市の枝垂れ桜が続く日中線並木道

日中線とは・・
福島県喜多方市と山形県米沢市を結ぶ鉄路として工事計画され、喜多方駅から、耶麻郡熱塩加納村(現・喜多方市)の熱塩駅までを結んでいた、旧日本国有鉄道(現JR)の鉄道路線が日中線です。1980年(昭和55年)の国鉄再建法施行により、第1次特定地方交通線に指定され、1984年(昭和59年)4月1日をもって全線廃止となりました。「日中線」という路線名は、終点である熱塩駅の北方にある“日中温泉”に由来するもので、決して中国と関係があるわけではありません。
面白いのが、路線の距離が短く速度も低速だったために、蒸気機関車の方向転換をしないでバック運転(逆機)を行っていたことです。


喜多方市の美しいしだれ桜並木道

例年この【喜多方 しだれ桜並木道】の枝垂桜は、4月中旬~下旬が見頃を迎えます。この時期には、「全国の行ってみたい桜名所ランキング」でも1位になるなど、多くの観光客が訪れ、桜のトンネルを行き来して楽しみます。
喜多方市の老木の見事なしだれ桜

喜多方市しだれ桜並木道のきれいな花花

全長3㎞の枝垂桜が続く並木道は、先に進むほど、観光客の数は少なくなってきます。時間があれば、全行程をゆっくり歩いて、人の少ない場所できれいな写真を撮ってください。

喜多方市しだれ桜並木道の形のいい枝垂桜

通りには、桜のトンネルのようになっている壮観な場所やかつて日中線を走っていたSLが展示されている人気のスポットがあります。

喜多方市しだれ桜並木道の頭上に降りそそぐ枝垂桜

【喜多方 しだれ桜並木道】は、全長3㎞にわたるので、車で行かれても駐車場は分散してそれなりにあります。無料で駐車できるところや、予約できる駐車場など色々です。また駐車場を提供してくださる個人宅の《軒先パーキング》の仕組みも取り入れられていますので、こちらもぜひご利用ください。  <Dai>


喜多方観光物産協会
〒966-0095
福島県喜多方市押切東二丁目22
Tel:0241-24-5200


<喜多方市日中線記念自転車歩行者道の周辺地図>


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choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




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